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第90回薬剤師国家試験 問41(基礎薬学) 酵素反応

酵素反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. ミカエリス(Michaelis)定数(Km)は、反応速度が最大値(Vmax)の半分となるときの酵素濃度である。
  2. 酵素に競合的阻害剤を加えても、Michaelis定数(Km)は阻害剤非存在下と変わらない。
  3. Michaelis定数(Km)が大きいほど、酵素と基質の親和性が低い。
  4. Michaelis-Menten型酵素に競合的阻害剤を加えても、反応速度の最大値(Vmax)は阻害剤非存在下と変わらない。

解答・解説

解答
3、4 

解説
1 誤
ミカエリス(Michaelis)定数(Km)は、反応速度が最大値(Vmax)の半分となるときの基質濃度であり、Kmが小さいほど酵素と基質との親和性が高い。

2 誤
酵素に競合的阻害剤を加えると、阻害剤非存在下と比較して、反応速度の最大値(Vmax)は変化しないが、Michaelis定数(Km)は大きくなる。

3 正
解説1参照

4 正
解説2参照

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