微生物に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
- 真菌は、真核生物である。
- 大腸菌は、グラム陽性細菌である。
- 黄色ブドウ球菌のペプチドグリカンには、D-アミノ酸残基が含まれている。
- 大腸菌のペプチドグリカンには、N-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミンが結合した構造が含まれている。
- 大腸菌は、空気中の二酸化炭素を炭素源として、グルコースを合成する能力を有している。
微生物に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤っている 3 正しい 4 正しい 5 誤っている解答・解説
2、5
1 正しい
真菌は、真核細胞からなる真核生物である。
大腸菌は、グラム陰性菌である。
細菌の細胞壁はペプチドグリカンにより構成されている。ペプチドグリカンは、N-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミンが交互に結合したグリカンにD-アミノ酸(D-グルタミン酸、D-アラニン)を含むペプチドが共有結合により架橋した網目状構造をしている。よって、黄色ブドウ球菌のペプチドグリカンには、D-アミノ酸残基が含まれている。
解説3参照
大腸菌は、従属栄養細菌であることから、空気中のCO2を炭素源として栄養素であるグルコースを合成する能力は有していない。
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