医薬品の原薬を微粉砕することによって増大するのはどれか。1つ選べ。ただし、粉砕による二次粒子の形成はないものとする。
- 流動性
- 充てん性
- 溶解性
- 安定性
- 結晶性
医薬品の原薬を微粉砕することによって増大するのはどれか。1つ選べ。ただし、粉砕による二次粒子の形成はないものとする。
解答
3
解説
医薬品の原薬を微粉砕(粒子径を小さくする操作)すると、粒子の比表面積が増大する。粒子が小さくなるほど、溶媒と接触する面積が広くなるため溶解速度が増加する。この関係はノイエス・ホイットニー(Noyes–Whitney)の式で説明される。
D:拡散係数、S:粒子の表面積、h:拡散層の厚さ、Cs:飽和濃度、C:溶液中の濃度
この式から分かるように、表面積Sが大きくなるほど溶解速度dC/dtは大きくなる。そのため、薬物を微粉砕すると溶ける速度が速くなる。
1 誤
原薬を微粉砕すると、付着凝集性が強くなるため流動性は低下する。
2 誤
原薬を微粉砕すると、空隙率が大きくなるため充てん性は低下する。
3 正
4 誤
原薬を微粉砕すると、比表面積が大きくなり空気と接触しやすくなるため安定性は低下する。
5 誤
原薬を微粉砕しても、結晶構造は破壊されないため、結晶性は変化しない。
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