下図は、ある結晶多形を有する薬物の粉末X線回折パターンである。非晶質はどれか。1つ選べ。
解答・解説
解答
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解説
粉末X線回折測定法は物質が結晶であるか、非晶質であるかを判別するための代表的な分析法である。X線を試料に照射すると、原子が規則的に配列している結晶では、特定の角度でX線が強く回折する。この回折条件はブラッグの法則で表される。
nλ=2dsinθ
λ:X線の波長、d:格子面間隔、θ:回折角
結晶では格子面が規則的に存在するため、特定の2θにおいて鋭く尖った回折ピークが観察される。このピークの位置や強度は結晶構造に固有であり、結晶多形の識別にも利用される。
一方、非晶質では原子や分子が規則的に配列していない。そのため、結晶のような特定の回折条件が成立せず、鋭いピークは現れない。代わりに、幅が広くなだらかな山状の回折パターンが観察される。このパターンはハローパターンと呼ばれる。
よって、図5のように鋭いピークがなく、広がった山状の回折パターンを示すものは非晶質である。











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