セロトニン5-HT2A受容体を遮断するため、錐体外路症状が最も発現しにくい統合失調症治療薬はどれか。1つ選べ。
- ハロペリドール
- フルフェナジン
- タンドスピロン
- リスペリドン
- エスシタロプラム
セロトニン5-HT2A受容体を遮断するため、錐体外路症状が最も発現しにくい統合失調症治療薬はどれか。1つ選べ。
解答
4
解説
統合失調症治療薬は、ドパミンD2受容体遮断作用により陽性症状(幻覚・妄想など)を改善する。しかし、線条体のD2受容体を強く遮断すると、錐体外路症状(パーキンソン症状、ジストニア、アカシジアなど)が発現しやすくなる。一方、セロトニン5-HT2A受容体遮断作用を併せもつ薬剤では、線条体でのドパミンの機能を高めるため、D2受容体遮断による影響が緩和され、錐体外路症状が起こりにくくなる。
リスペリドンは、ドパミンD2受容体遮断作用とセロトニン5-HT2A受容体遮断作用を併せもつ非定型抗精神病薬であり、定型抗精神病薬と比較して錐体外路症状が発現しにくい。
1 誤
ハロペリドールは、ブチロフェノン系の定型抗精神病薬であり、主にドパミンD2受容体を強く遮断するため、錐体外路症状が発現しやすい。
2 誤
フルフェナジンは、フェノチアジン系の定型抗精神病薬であり、D2受容体遮断作用が強く、錐体外路症状が発現しやすい。
3 誤
タンドスピロンはセロトニン5-HT1A受容体作動薬であり、主に抗不安作用を示す薬剤であり、統合失調症治療薬ではない。
4 正
5 誤
エスシタロプラムは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)であり、うつ病や不安障害の治療に用いられる抗うつ薬であり、統合失調症治療薬ではない。
コメント