構造粘性を有する製剤でみられる、下図のレオグラムを示す現象はどれか。1つ選べ。
- クリープ
- チキソトロピー
- 応力緩和
- ダイラタンシー
- コアセルベーション
構造粘性を有する製剤でみられる、下図のレオグラムを示す現象はどれか。1つ選べ。
解答
2
解説
図では、応力を加えながらせん断速度を上昇させた際と、応力を減少させた際で、レオグラムの軌道が異なっていることが確認できる。この差が「ヒステリシスループ」であり、まさにチキソトロピーの典型的な特徴である。
チキソトロピーとは、静止状態ではゲル状や高粘度である物質が、せん断応力を受けると粘度が減少して流動性を示すようになり、再び静置すると元の粘度に回復するという性質である。
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