薬物代謝における第Ⅱ相反応に関与するのはどれか。1つ選べ。
- シトクロムP450
- UDP-グルクロン酸転移酵素
- フラビン含有モノオキシゲナーゼ
- アルコール脱水素酵素
- モノアミン酸化酵素

薬物代謝における第Ⅱ相反応に関与するのはどれか。1つ選べ。
解答
2
解説
薬物代謝において第Ⅱ相反応に関与する酵素は、UDP-グルクロン酸転移酵素である。UDP-グルクロン酸転移酵素は、UDP-グルクロン酸を供与体として、薬物とグルクロン酸を抱合させ、薬物の排泄を促進する。
1 誤
シトクロムP450は、第Ⅰ相反応(酸化、還元反応)に関与する酵素である。
2 正
UDP-グルクロン酸転移酵素は第Ⅱ相反応に関与する代表的な酵素であり、UDP-グルクロン酸を供与体として、薬物と抱合させて水溶性を高め、排泄を促進する。
3 誤
フラビン含有モノオキシゲナーゼは、第Ⅰ相反応(酸化反応)に関与する酵素である。
4 誤
アルコール脱水素酵素は、第Ⅰ相反応(アルコールをアルデヒド、ケトンに酸化する反応)に関与する酵素である。
5 誤
モノアミン酸化酵素は、第Ⅰ相反応(カテコールアミンを酸化する反応)に関与する酵素である。
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