炎症性疾患時に増加し、プロプラノロールが最も強く結合する血漿タンパク質はどれか。1つ選べ。
- アルブミン
- α-グロブリン
- フィブリノーゲン
- C反応性タンパク質
- α1-酸性糖タンパク質

炎症性疾患時に増加し、プロプラノロールが最も強く結合する血漿タンパク質はどれか。1つ選べ。
解答
5
解説
薬物の多くは、血中で「血漿タンパク質」と可逆的に結合しながら体内を移動する。主な結合タンパク質は以下の2つである。
・アルブミン:酸性薬物(ワルファリン、アスピリンなど)と結合する
・α₁-酸性糖タンパク質:塩基性薬物(プロプラノロールなど)と強く結合する
α₁-酸性糖タンパク質は、急性期反応タンパク質の一つであり、炎症性疾患や悪性腫瘍、術後などに増加する。 そのため、炎症時にはα₁-酸性糖タンパク質の濃度が上昇し、塩基性薬物の血中結合率が変化する可能性がある。
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