40歳女性。全身倦怠感が続いたため、近医を受診した。血液検査の結果は以下のとおりであった。
問220(実務)
この患者の検査結果及び薬物治療について、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 血液検査の結果から、巨赤芽球性貧血であると考えられる。
- 薬で便が黒くなる場合があるため、事前に情報提供しておく必要がある。
- この薬の頻度の高い副作用に血栓塞栓症がある。
- 血清鉄量が改善されたら、この薬は速やかに服用を中止する。
- 薬を食後服用しているのは、悪心・嘔吐の副作用を軽減させるねらいがある。

問221(物理・化学・生物)
この患者に当てはまるのはどれか。2つ選べ。
- 【 ア 】の数値は、UIBCの基準値より低い。
- 血清フェリチン値が基準値より低いことから、貯蔵鉄が不足している。
- 血中トランスフェリン濃度は、基準値よりも低い。
- 服用した鉄剤は、3価の鉄イオンとして輸送体により腸管から吸収される。
- 消化管から吸収された鉄により、まず血清鉄量が増加し、遅れて貯蔵鉄量が増加する。
コメント