4歳男児。体重14kg。事故で低酸素脳症となり大学病院に入院していたが退院し、在宅で人工呼吸器と胃瘻及び導尿による管理を行っている。脳下垂体機能不全に対しては3ヶ月に1回、大学病院の内分泌・代謝内科を外来受診することになっており、初回受診時に、以下の薬剤が処方された。
問202(物理・化学・生物)
処方2の薬剤は製造過程で水溶液を凍結乾燥して調製される。水の状態図中に記された状態変化のうち、凍結乾燥の過程における水の状態変化を正しく表しているのはどれか。1つ選べ。ただし、状態変化はAからBへ矢印の方向に起こるものとする。
問203(実務)
初回受診後の患者家族に対して薬局薬剤師が行う服薬指導として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 発熱時には処方1の薬剤を増量する必要があるので、医師の指示を受けてください。
- 幼児は成人よりも体重あたりの必要水分量が多いので、1日合計2L以上の水を薬剤と共に与えてください。
- 決められた服用時刻を遵守すれば、食事の時間はいつでもかまいません。
- 痙れんや嘔吐は薬剤による副作用の可能性があるので、医師に連絡してください。
- 大豆製品は処方3の薬剤の効果を強めるので、摂らせないようにしてください。
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