下図は性感染症報告数(男女総数)の年次推移を示しており、ア〜ウは梅毒、性器クラミジア感染症又は淋菌感染症のいずれかである。以下の記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。
- アは、淋菌感染症である。
- イの病原体は、ウイルスである。
- イの母子感染の経路は、主に母乳感染である。
- ウの血液感染防止のため、献血された血液の抗体検査が行われている。
- ウは、感染症法(注)により、全医療機関において全数把握となっている。
(注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
下図は性感染症報告数(男女総数)の年次推移を示しており、ア〜ウは梅毒、性器クラミジア感染症又は淋菌感染症のいずれかである。以下の記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。
(注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
解答
4、5
解説
1 誤
性器クラミジア感染症は、性感染症の中で報告数が最も多い。よって「ア」は性器クラミジア感染症を示しており、「淋菌感染症」ではない。
2 誤
イ(淋菌感染症)の病原体は、淋菌(細菌)であり、ウイルスではない。
3 誤
イ(淋菌感染症)の母子感染の主な経路は、分娩時の産道感染である。
4 正
ウ(梅毒)は、血液感染を起こすため、献血時には梅毒抗体検査が実施される。
5 正
ウ(梅毒)は、感染症法における五類感染症の全数把握対象疾患に該当する。すべての医療機関は、梅毒と診断した場合、保健所に届け出る義務がある。
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