胆汁中へ排泄が主な消失経路である薬物はどれか。1つ選べ。
- カナマイシン
- プラバスタチン
- リチウム
- メトトレキサート
- エナラプリル
https://youtu.be/PcmPQ38MEHY
胆汁中へ排泄が主な消失経路である薬物はどれか。1つ選べ。
https://youtu.be/PcmPQ38MEHY
解答
2
解説
選択肢のうち、胆汁中へ排泄が主な消失経路である薬物は、プラバスタチンである。肝臓へ移行した薬物は、代謝及び胆汁中排泄により消失する。肝臓の毛細血管の内皮細胞は不連続内皮であり、細胞間隙が広いため、タンパク質に結合している薬物も細胞間隙(ディッセ腔)へ移行し、肝細胞近傍まで到達することが可能である。ディッセ腔に移行した薬物は、毛細血管側膜を通過後、毛細胆管側膜を通過することで胆汁中排泄される。分子量(分子量500〜1500程度)が大きく、極性の高い薬物は、胆汁中に排泄されやすい。なお、プラバスタチン以外に胆汁中に排泄されやすい薬物として、テルミサルタン、アジスロマイシンなどがある。
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