35歳女性。最近、日中頻尿と尿意切迫感で不眠が続いたので近医を受診した。過活動膀胱症状質問票(OABSS)トータルスコア10点の中等症と診断され、処方1による薬物治療を受けていた。再診時、OABSSトータルスコアは6点と改善したが尿意切迫感が十分に改善しないため、処方2が追加された。
再診時の主な患者情報:血圧130/60mmHg、脈拍数60拍/分、消化器症状なし、肝機能・腎機能正常、電解質異常なし。現在、妊娠はしていない。
再診7日後、薬剤師が継続的な服薬状況と患者状態を確認し、服薬指導を行うため、患者宅に電話した。
問220(実務)
副作用症状としてこの患者に起こる可能性が最も低いのはどれか。1つ選べ。
- 血圧上昇
- 尿閉
- ふらつき、めまい
- 便秘
- 唾液の分泌過多
問221(物理・化学・生物)
この患者の下部尿路症状を改善させる生理的変化として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 膀胱排尿筋が収縮する。
- 膀胱排尿筋が弛緩する。
- 内尿道括約筋が弛緩する。
- 外尿道括約筋が収縮する。
- 外尿道括約筋が弛緩する。
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