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第107回薬剤師国家試験 問186(理論問題) 過去問解説

貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

  1. 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が上昇する。
  2. 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏により起こる。
  3. 再生不良性貧血では、汎血球減少がみられる。
  4. 自己免疫性溶血性貧血は、大球性貧血に分類される。
  5. 腎性貧血では、エリスロポエチンの産生が亢進している。

解答・解説

解答
2、3

解説
1 誤
鉄欠乏性貧血は、貯蔵鉄である血清フェリチン値が低下する。

2 正
巨赤芽球性貧血は、骨髄中に巨赤芽球が出現する貧血であり、DNA合成に必要なビタミンB12、葉酸の欠乏により誘発される。

3 正
再生不良性貧血では、造血幹細胞の減少により赤血球、白血球、血小板が減少する汎血球減少症が認められる。

4 誤
自己免疫性溶血性貧血は、正球性貧血に分類される。

5 誤
腎性貧血では、赤血球の分化、増殖に関与するエリスロポエチンの産生が低下している。

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