貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が上昇する。
- 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏により起こる。
- 再生不良性貧血では、汎血球減少がみられる。
- 自己免疫性溶血性貧血は、大球性貧血に分類される。
- 腎性貧血では、エリスロポエチンの産生が亢進している。
貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤 5 誤解答・解説
2、3
1 誤
鉄欠乏性貧血は、貯蔵鉄である血清フェリチン値が低下する。
巨赤芽球性貧血は、骨髄中に巨赤芽球が出現する貧血であり、DNA合成に必要なビタミンB12、葉酸の欠乏により誘発される。
再生不良性貧血では、造血幹細胞の減少により赤血球、白血球、血小板が減少する汎血球減少症が認められる。
自己免疫性溶血性貧血は、正球性貧血に分類される。
腎性貧血では、赤血球の分化、増殖に関与するエリスロポエチンの産生が低下している。
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