遺伝学的検査・診断に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- すでに発症している患者の診断を目的として行われた遺伝学的検査の結果は、患者の診療に関係する情報と一緒に保管する。
- 遺伝情報は、血縁者間で一部共有されていることを考慮する必要がある。
- 遺伝学的検査は、出生前診断のために行われることはない。
- 発症前診断は、当該疾患を発症するおそれがなく治療する必要がない者に対する検査である。
- 非発症保因者診断では、発症する前に将来の発症を予測するために検査を行う。
遺伝学的検査・診断に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、2
解説
◆遺伝情報の特徴◆
・生涯変化しないこと
・血縁者間で一部共有されていること
・血縁関係にある親族の遺伝型や表現型が比較的正確な確率で予測できること
・非発症保因者の診断が可能であること
・発症する前に将来の発症をほぼ確実に予測することができる場合があること
・出生前診断に利用できる場合があること
・不適切に扱われた場合には、被験者および被験者の血縁者に社会的不利益がもたらされる可能性があること
1 正
2 正
3 誤
遺伝情報は、出生前診断に利用できる場合があるため、遺伝学的検査を出生前診断のために行うことがある
4 誤
非発症保因者診断に関する記述
5 誤
発症前診断に関する記述
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