高尿酸血症及び痛風の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 痛風発作は、関節内に析出した尿酸塩結晶が引き起こす急性関節炎発作である。
- 高尿酸血症の病型としては、尿酸産生過剰型が多い。
- 痛風発作時には、直ちにアロプリノールを用いる。
- 痛風間欠期には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が用いられる。
- 尿路結石がある場合は、尿酸排泄促進薬を用いない。

高尿酸血症及び痛風の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、5
解説
1 正
尿酸が関節内に蓄積し、結晶化すると急性関節炎発作を誘発する。
2 誤
高尿酸血症の病型には、尿酸排泄低下型、腎負荷型(尿酸産生過剰型と腎外排泄低下型)、混合型があり、その中でも尿酸排泄低下型が多い。
3 誤
痛風発作時に尿酸低下作用のある薬(アロプリノール、フェブキソスタットなど)を新たに服用すると、症状が悪化するため、発作が治まった後、服用を開始する。
4 誤
痛風間欠期(痛みを伴わない期間)には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用する必要はない。なお、痛み、腫れを伴う発作極期にNSAIDsを服用する。
5 正
尿路結石がある場合は、症状が悪化することがあるため、尿酸排泄促進薬を用いない。
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