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第106回薬剤師国家試験 問186(理論問題) 過去問解説

75歳男性。2ヶ月前より顔面蒼白を家族に指摘されていた。最近、手足のしびれと味覚異常を自覚し、倦怠感が増大したため受診した。既往歴として15年前に胃の全摘術を受けている。 
血液検査所見
赤血球数240×104/μL、Hb 8.1g/dL、Ht 27.0%、MCV 113fL、MCH 34pg、白血球数4,200/μL、血小板数18.5×104/μL 

この患者の治療に適している薬剤はどれか。1つ選べ。 

  1. 10%ブドウ糖注射剤
  2. 含糖酸化鉄注射剤
  3. デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射剤
  4. メコバラミン注射剤 
  5. メトトレキサート注射剤

解答・解説

解答
4

解説
本患者は胃の全摘手術を受けており、自覚症状として手足のしびれ、味覚異常が現れているとともにMCV(平均赤血球容積)が113fL(基準値:80〜100)であることから、ビタミンB12不足による巨赤芽球性貧血に罹患していると推察される。これらのことから、この患者の治療に適している薬剤は「メコバラミン注射剤」である

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