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第106回薬剤師国家試験 問150

医療保険制度上、後発医薬品の使用促進のために、これまで国が実施してきた政策として、誤っているのはどれか。1つ選べ。 

  1. 処方箋の様式を変更して、医師への照会なしで薬剤師が処方された医薬品を後発医薬品に変更できるようにした。
  2. 薬剤師に対し、患者へ後発医薬品に関する説明を適切に行う義務を課して、患者が後発医薬品について正しく理解できるようにした。
  3. 初めて先発医薬品から後発医薬品に変更して調剤するときは、投与日数を分割して調剤できるようにして、患者が後発医薬品を短期間試せるようにした。
  4. 後発医薬品の調剤数量の割合が多い薬局については、調剤報酬で評価できるようにした。
  5. 後発医薬品を調剤した場合の調剤技術料を減額して、患者の自己負担額を減らした。

解答・解説

解答
5

解説
1 正しい
処方箋に「変更不可の欄」「変更不可の欄にチェックを記載した場合の保険医署名の欄」を設けることで、医師への照会なしで薬剤師が処方された医薬品を後発医薬品に変更できるようにした。

2 正しい
先発医薬品から後発医薬品への変更調剤が可能な処方せんを受け付けた保険薬局の保険薬剤師は、患者に対して後発医薬品に関する説明を適切に行わなければならない。

3 正しい
初めて先発医薬品から後発医薬品に変更して調剤する場合には、投与日数を分割して短い間、後発医薬品を試すことが可能である。

4 正しい
後発医薬品の調剤数量の割合が一定数を超えている薬局については、後発医薬品調剤体制加算を算定することができる。

5 誤っている
後発医薬品を調剤した場合、調剤技術料が減額されることはない。なお、先発医薬品を後発医薬品に変更することで薬剤料が減額されるため、患者の自己負担額が減額される。

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