75歳女性。変形性膝関節症に対する膝関節全置換術後半年の患者で、以下の薬剤を服用している。最近、足先の浮腫に加えて倦怠感がある。それに加え、頻度は変わらないものの1回の尿量が減少するなどの症状を自覚している。黄疸は見られない。この患者の副作用症状の原因となる薬剤として、最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
- フルスルチアミン錠
- ロキソプロフェンナトリウム水和物錠
- テプレノンカプセル
- ゾピクロン錠
- エドキサバントシル酸塩水和物錠
75歳女性。変形性膝関節症に対する膝関節全置換術後半年の患者で、以下の薬剤を服用している。最近、足先の浮腫に加えて倦怠感がある。それに加え、頻度は変わらないものの1回の尿量が減少するなどの症状を自覚している。黄疸は見られない。この患者の副作用症状の原因となる薬剤として、最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
解答
2
解説
患者の症状(足先に浮腫、倦怠感、尿量が減少している)ことから、薬剤服用による腎機能の低下が疑われる。選択肢のうち、腎障害を誘発する可能性がある薬剤は、「ロキソプロフェンナトリウム水和物錠」である。ロキソプロフェンナトリウム水和物錠は、重大な副作用として、急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎を起こす可能性がある。
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