40歳男性。MRSAへの感染が確認され、翌朝よりバンコマイシンを1回1,000mg、1日2回(8:00、20:00)、点滴時間を1時間で投与する予定である。バンコマイシンの投与量を決定するために最適な採血タイミングはどれか。1つ選べ。なお、この患者におけるバンコマイシンの消失半減期は12時間程度と見積もられている。
- 1日目朝の投与開始から6時間後
- 1日目夜の投与開始の30分前
- 2日目朝の投与開始の30分前
- 3日目朝の投与開始の30分前
- 5日目夜の投与開始の30分前
40歳男性。MRSAへの感染が確認され、翌朝よりバンコマイシンを1回1,000mg、1日2回(8:00、20:00)、点滴時間を1時間で投与する予定である。バンコマイシンの投与量を決定するために最適な採血タイミングはどれか。1つ選べ。なお、この患者におけるバンコマイシンの消失半減期は12時間程度と見積もられている。
解答
4
解説
バンコマイシンの投与量は、定常状態におけるトラフ値をもとに決定する。この患者のバンコマイシンの消失半減期が12時間であると見積もられていることから、定常状態に到達するまでの時間が48〜60時間(半減期の4〜5倍時間)であると考えられる。また、投与直前の血中濃度はトラフ値を示すため、「3日目朝の投与開始の30分前」に採血することが適切である。
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