食品添加物A〜Dに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- A〜Dのいずれかを含む食品にその物質名を表示する場合、用途名も必ず併記しなければならない。
- Aは酸型の保存料である。
- Bは海外でポストハーベスト農薬として使用されているが、我が国では食品添加物の防かび剤に指定されている。
- Cは脂溶性の酸化防止剤である。
- DはpHによって効果が変化しない保存料である。
食品添加物A〜Dに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、3
解説
設問のA〜Dの構造の名称と用途は、A:没食子酸プロピル(酸化防止剤)、B:チアベンダゾール(防カビ剤)、C:アセスルファムカリウム(甘味料)、D:デヒドロ酢酸ナトリウム水和物(保存料)である。
1 正
使用した食品添加物は物質名で記載するとともに8種類の用途(甘味料、着色料、保存料、増粘剤、安定剤、ゲル化剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤又は防ばい剤)に使用される添加物は、その用途名も併せて表示する。
2 誤
前記参照
3 正
B(チアベンダゾール)はバナナのかびによる腐敗防止に用いられる添加物であり、海外でポストハーベスト農薬として使用されている。
4 誤
C(アセスルファムカリウム)は水溶性であり、甘味料として使用されている。
5 誤
D(デヒドロ酢酸ナトリウム水和物)は、pHによって効果が変化する。なお、pHの影響を受けにくい保存料には、パラオキシ安息香酸エステル類がある。
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