第103回薬剤師国家試験

第103回薬剤師国家試験 問340

第103回薬剤師国家試験 問340

現在は痛風関節炎等の症状は認められないが、近医を受診した。検査の結果、尿酸排泄低下型の高尿酸血症と診断され、薬物治療を行うことになった。

<検査データ>
尿酸値9.3 mg/dL、eGFR 23mL/分/1.73 m2、AST 35U/L、
ALT 33 U/L、LDH 230 U/L、ALP 340 U/L、γ−GTP 65 U/L

本患者の治療に用いられる薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

1 フェブキソスタット
2 ブコローム
3 プロベネシド
4 ベンズブロマロン
5 ラスブリカーゼ(遺伝子組換え)   

 

 

 

 

 

解答・解説

解答
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解説
<薬剤を選択する上で必要なデータ>
・尿路結石の既往歴あり
・尿酸排泄低下型の高尿酸血症
・尿酸値9.3 mg/dL(高尿酸血症:尿酸値が7.0 mg/dL以上で高尿酸血症)
・eGFR 23mL/分/1.73 m2(高度な腎機能障害)
・AST、ALT等基準値範囲内:肝機能障害なし

通常、尿酸排泄低下型の高尿酸血症には、尿酸排泄促進薬であるブコローム、プロベネシド、ベンズブロマロンが用いられるが、それぞれ以下の患者には投与禁忌とされている。
ブコローム:重篤な腎障害のある患者
プロベネシド:腎臓結石症又は高度の腎障害のある患者
ベンズブロマロン:腎結石を伴う患者、高度の腎機能障害のある患者
上記より、本患者には、ブコローム、プロベネシド、ベンズブロマロンを用いることはできない。
また、ラスブリカーゼ(遺伝子組み換え)は、がん化学療法に伴う高尿酸血症にもちいられるため、本患者には用いられない。
よって、本患者に対しては、尿酸産生抑制薬であるフェブキソスタットを用いる。

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