慢性毒性として、成人では貧血、小児では中枢神経障害が問題となるのはどれか。1つ選べ。
- カドミウム
- 無機鉛
- 無機スズ
- クロム
- アルセノベタイン
慢性毒性として、成人では貧血、小児では中枢神経障害が問題となるのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
2
慢性毒性として、成人では貧血、小児では中枢神経障害が問題となるのは、「無機鉛」である。
1 誤
カドミウムは、腎障害や肺障害(肺気腫、肺水腫)を引き起こす可能性がある。
無機スズは生体への毒性は低いとされている。なお、有機スズ化合物は、中枢神経障害、脳浮腫、四肢の脱力感を引き起こす可能性がある。
無機クロム、3価クロムは毒性を示さないが、6価クロムは強い毒性を示す。6価クロムは、強い酸化作用を有しており、皮膚や粘膜に付着した状態を放置すると皮膚炎や潰瘍を引き起こす可能性がある。
アルセノベタインは有機ヒ素化合物であり、生体への毒性は低いとされている。
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