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第102回薬剤師国家試験 問250〜251

72歳男性。腎実質性高血圧症で循環器内科を受診し、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。

お薬手帳で併用薬を確認したところ、他の医療機関(消化器内科)で処方された以下の薬を服用中であった。患者は消化器内科の薬について、循環器内科の医師に伝えていないとのことであった。薬剤師として処方医(循環器内科)に併用薬の情報提供と処方内容の確認が必要と考えた。

問250 (実務)
処方1、処方2及び処方3が併用投与された場合、生じる可能性が最も高い事象はどれか。1つ選べ。

  1. イミダプリル塩酸塩とテルミサルタンの併用による血清カリウムの上昇
  2. イミダプリル塩酸塩とテルミサルタンの併用による乳房腫脹
  3. エホジニピン塩酸塩エタノール付加物とラニチジンの併用による血清カルシウムの低下
  4. エホジニピン塩酸塩エタノール付加物とラニチジンの併用による振戦
  5. エホジニピン塩酸塩エタノール付加物とテルミサルタンの併用による高血糖

解答・解説

解答
1

解説
イミダプリル塩酸塩は、活性代謝物であるイミダプリラートとなり、アンギオテンシン変換酵素を阻害し、アンギオテンシンⅡの生成を抑制することによりアルドステロンの分泌を抑制する。また、テルミサルタンは、アンギオテンシンⅡAT1受容体を遮断することによりアルドステロンの分泌を抑制する。両剤を併用することによりアルドステロンの分泌が抑制され、それによりNa−K交換系が抑制され、血清カリウム値の上昇を来すことがある。

問251 (薬理)
前問の「生じる可能性が最も高い事象」の発現機序として正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. L型Ca2チャネル遮断
  2. ドパミンD2受容体遮断
  3. ヒスタミンH2受容体遮断
  4. アルドステロン分泌抑制
  5. インスリン分泌抑制

解答・解説

解答
4

解説
問250 解説参照

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