第102回薬剤師国家試験

第102回薬剤師国家試験 問240〜241

第102回薬剤師国家試験 問240〜241

学校薬剤師が中学校の校長から薬物乱用防止教室の講師を依頼された。


問240 (実務)
講義での説明として適切なのはどれか。2つ選べ。

 近年の薬物乱用の特徴として覚醒剤の使用が減少しています。
 乱用される薬物の多くは、繰り返し使用していると耐性という現象が起こり、徐々に使用量が増えていきます。
 危険ドラッグの依存性は大麻や覚醒剤と比べると強くありません。
 覚醒剤とは異なり、危険ドラッグは使用をやめた後に禁断症状がでることはありません。
 危険ドラッグには、麻薬や覚醒剤と同様に、多幸感を高め幻覚作用を起こす成分が含まれていることがあります。

 

 

 

 

 

解答・解説

解答
2、5


解説
1 誤
近年、覚醒剤使用による薬物乱用は増加している。
2 正
乱用される薬物の多くは、繰り返し使用することにより効果が減弱する耐性という現象を起こしやすいため、薬物を使用しているうちに徐々に使用量が増えていく傾向にある。
3 誤
危険ドラッグとは、麻薬や覚醒剤などの規制薬物又は指定薬物に構造が似せて作られ、これらと同様の薬理作用(中枢興奮作用、中枢抑制作用、幻聴や幻覚を起こす作用)を有する薬物のことであり、麻薬や覚醒剤と同程度の作用及び依存性を示すことがある。
4 誤
危険ドラッグも覚醒剤と同様に、使用をやめた後に禁断症状が現れることがある。
5 正
解説3参照


問241 (衛生)
危険ドラッグに含まれる可能性が高い薬物を幅広く規制するため、基本骨格が同じ物質を一括して指定する「包括指定」が活用されている。包括指定される指定薬物の基本骨格に該当するのはどれか。2つ選べ。

 

 

 

 

 

 

解答・解説

解答
2、5


解説
指定薬物については、基本骨格が同じ物質を一括指定する「包括指定」を採用しており、未規制物質を幅広く規制することを可能としている。包括指定される指定薬物の基本骨格は、選択肢2(カチノン系)と選択肢5(合成カンナビノイド系)である。

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