85歳男性。在宅にて要介護度5の寝たきり状態であったが、高熱のため入院した。入院時に患者に触れた看護師等の職員の数名が数日後かゆみを伴う皮膚症状を訴えた。その後、患者が重度の角化型疥癬と診断されたため、院内感染対策委員会にて対応策が検討された。
問232 (実務)
角化型疥癬とその対応策に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 肌と肌の直接接触を介してのみ感染し、はがれた角質層の飛散や付着により感染が広まることはない。
- 患者のリネン等を洗濯する際、加熱処理や乾燥を行えば感染を防ぐことができる。
- 高齢者では一旦治癒と診断されても、数ヶ月後に再燃することがあるので注意を要する。
- 患者と接触がなく症状がない職員に対しても、予防の目的でイベルメクチンの内服投与を実施する。
問233 (衛生)
院内感染を予防するために、陰圧個室に患者を収容するなど空気感染対策をとる必要がある感染症はどれか。2つ選べ。
- 水痘
- 結核
- クロストリジウム・ディフィシル感染症
- マイコプラズマ感染症
- ノロウイスル感染症
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