HOME > 第102回薬剤師国家試験 > 第102回薬剤師国家試験 第102回薬剤師国家試験 問19 2022年9月26日 母子感染する病原体のうち、新生児の心臓奇形と難聴のリスクを高めるのはどれか。1つ選べ。 ヒトT細胞白血病ウイルス−1型(HTLV−1) サイトメガロウイルス 風しんウイルス トキソプラズマ原虫 梅毒トレポネーマ 解答・解説 解答 3 解説 母子感染する病原体のうち、新生児の心臓奇形と難聴のリスクを高めるのは、風疹ウイルスである。 1 誤 ヒトT細胞白血病ウイルス−1型(HTLV−1)は、母乳感染することがある。HTLV−1に感染すると潜伏期間20年〜30年を経て、成人T細胞白血病(ATL)を発症することがある。 2 誤 サイトメガロウイルスは、母乳感染、経胎盤感染、産道感染することがある。サイトメガロウイルスに感染すると新生児に奇形、聴力障害、肝機能異常などを誘発することがある。 3 正 4 誤 トキソプラズマ原虫は、経胎盤感染することがある。トキソプラズマ原虫に感染すると新生児に水頭症、視力障害を誘発することがある。 5 誤 梅毒トレポネーマは、経胎盤感染することがある。梅毒トレポネーマに感染すると、早期先天性梅毒や後期先天性梅毒を発症することがある。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第102回薬剤師国家試験