第102回薬剤師国家試験 問135

化学物質A〜D及び「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 化学物質A、B、Cは、いずれも第一種特定化学物質である。
 化学物質Dは第一種特定化学物質であるが、特定の用途においては代替品がないので、環境汚染のおそれがない場合に限り、例外的に使用が認められている。
 第二種特定化学物質は、難分解性、低蓄積性で、ヒト及び生活環境動植物への長期毒性をもつ化学物質である。
 化学物質Aは油症事件で問題になった物質で、この事件は化審法制定の契機となった。
 監視化学物質とは、分解性があり、蓄積性が認められなくても、ヒトへの長期毒性又は生活環境動植物への長期毒性のおそれのある化学物質のことである。

 

 

 


解説
各選択肢の化学物質名を以下に示す。
A:ポリ塩化ビニル(PCB)、B:2,3,7,8−テトラクロロジベンゾ−p−ジオキシン(2,3,7,8−TCDD)、C:DDT、D:パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)
1 誤
化学物質A、Cは第一種特定化学物質であるが、化学物質Bは非意図的生成物であるため化審法の規制対象外である。
2 正
化学物質Dは、第一種特定化学物質であるが、以下の用途において例外的に使用が認められている。エッチング剤の製造、半導体用のレジストの製造、業務用写真フィルムの製造
3 誤
第二種特定化学物質は、難分解性または分解性であり、低蓄積性で、ヒトへの長期毒性又は生活環境動植物への生態毒性、被害のおそれが認められる化学物質である。
4 正
化学物質Aは油症事件の問題となった化学物質であり、この油症事件が化審法制定の契機となった。
5 誤
監視化学物質とは、難分解性、高蓄積性であるが毒性が不明な化学物質のことである。


解答
2、4

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