日本薬局方一般試験法の定性反応とその対象物の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。
解答・解説
解答
1、5
解説
1 正
過マンガン酸塩の定性試験の記述である。
過マンガン酸塩の硫酸酸性水溶液に過量の過酸化水素を加えるとき、泡立って脱色する。
2 誤
ヨウ化物の定性試験の記述である。
ヨウ化物の溶液に硝酸銀溶液を加えるとき、黄色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を、また、他の一部に過量のアンモニア試液を追加してもいずれも沈殿は溶けない。
3 誤
ホウ酸塩の定性試験の記述である。
ホウ酸塩に硫酸及びメタノールを混ぜて点火するとき、緑色の炎をあげて燃える。
4 誤
炭酸水素塩の定性試験の記述である。
炭酸塩の冷溶液にフェノールフタレイン試液1滴を加えるとき、液は赤色を呈しないか、又は赤色を呈しても極めてうすい。
5 正
リン酸塩の定性試験の記述である。
リン酸塩の希硝酸酸性溶液に七モリブデン酸六アンモニウム試液を加えて加温するとき、黄色の沈殿を生じ、水酸化ナトリウム試液又はアンモニア試液を追加するとき、沈殿は溶ける。
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