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第101回薬剤師国家試験 問121

第101回薬剤師国家試験 問121

栄養素の過不足による疾病に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 ビタミンAの摂取不足は、頭蓋内圧亢進による頭痛を引き起こす。
 新生児ではビタミンK欠乏性出血症が起こることがある。
 妊婦のビタミンB6の摂取不足により、胎児の神経管閉鎖障害が起こることがある。
 カリウムの摂取不足は、血圧の低下を引き起こす。
 甲状腺腫は、ヨウ素の過剰摂取によっても摂取不足によっても起こりうる。

 

 

 

 

 

解答・解説

解答
2、5


解説
1 誤
ビタミンAの摂取不足は、夜盲症や角膜乾燥症を引き起こすが、頭蓋内圧亢進による頭痛を引き起すことはない。なお、ビタミンAを過剰摂取した場合に頭蓋内圧亢進による頭痛を引き起すことがある。
2 正
ビタミンKは胎盤通過性が低いほか、母乳中の含量も低く、また新生児では腸内細菌による供給量も少ないことから、新生児では、ビタミンK欠乏性出血症が起こることがある。
3 誤
胎児の神経管閉鎖障害は、葉酸の摂取不足により起こることがある。
4 誤
カリウムは、腎でのNaの再吸収抑制作用を有する。よって、カリウムの摂取不足では、腎でのNaの再吸収を促進させ、血圧が上昇することがある。
5 正
甲状腺腫は、甲状腺が肥大した状態であり、ヨウ素の過剰摂取によっても摂取不足によっても起こることがある。

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