バイカレインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- イソフラボノイドの一種である。
- バイカレインは、全ての炭素骨格が酢酸・マロン酸経路で生合成される。
- バイカレインの炭素原子aは、マロニルCoA由来である。
- バイカリン(baicalein-7-O-D-glucuronide)は、バイカレインのヒドロキシ基bに糖が結合した配糖体である。
- メタノールに溶かしたバイカレインにリボン状マグネシウムと濃塩酸を加えると呈色する。
バイカレインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
3、5
解説
1 誤
バイカレインは、2−フェニルクロマン骨格を有するフラボノイドである。なお、イソフラボノイドは、3−フェニルクロマン骨格を有する。
2 誤
フラボノイドは、シキミ酸経路により合成された4−クロマニルCoAにマロニルCoAが結合し、芳香環化を経て合成される。よって、フラボノイドは、シキミ酸経路と酢酸・マロン酸経路の複合経路により生合成される。
3 正
解説2の反応過程より炭素原子aは、マロニルCoA由来であることがわかる。
4 誤
バイカリンは、バイカレインの7位のヒドロキシ基にD−グルコースが結合した配糖体である。ヒドロキシ基bは5位に結合しているため、bに糖が結合してもバイカリンは生成しない。
5 正
フラボノイドは、リボン状のマグネシウムと濃塩酸で呈色する。よって、メタノールに溶かしたバイカレインにリボン状マグネシウムと濃塩酸を加えると呈色する。
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