芳香族化合物A〜Eの求電子置換反応によるモノブロモ化に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- Aは主に3位で反応する。
- Bは主に2位又は4位で反応する。
- Cは主に3位で反応する。
- Dは主に2位で反応する。
- Eは主に1位で反応する。

芳香族化合物A〜Eの求電子置換反応によるモノブロモ化に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解答
5
解説
1 誤
アセトアニリド(A)は、アセチルアミノ基により、求電子置換反応においてオルト−パラ配向性を示す。よって、Aは主に2位又は4位で反応する。
2 誤
ニトロベンゼン(B)は、ニトロ基により、求電子置換反応においてメタ配向性を示す。よって、Bは主に3位で反応する。
3 誤
フラン(C)は、求電子置換反応では主に2位で反応する。
4 誤
クロロ基に比べ、メトキシ基の方が求電子置換反応の反応性に影響を与える。このことから、4−メトキシクロロベンゼン(D)は、メトキシ基により、求電子置換反応においてオルト−パラ配向性を示す。よって、Dは主に2位で反応する。
5 正
ナフタレン(E)は、求電子置換反応では1位で反応する。
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