第100回薬剤師国家試験 問340
卸業者から納品された医薬品の外箱側面に下記の記載があった。この医薬品の検収・保管に関する記述のうち誤っているのはどれか。2つ選べ。

1 外箱に破損がないか、開封されていないか確認した。
2 納品伝票の内容が外箱に書かれた記載と一致するか確認した。
3 第二種向精神薬の譲受簿に記録した。
4 盗難防止のため、麻薬金庫に保管した。
5 保管場所の温度は25℃に設定した。
解答・解説
解答
3、4
解説
検収とは、納品された医薬品を検査して受け取ることである。検収時には、医薬品名、剤形、規格、会社名(メーカー名)、包装単位、数量、有効期限、使用期限、製造年月日、製造番号(ロット番号)、外観上からの品質確認、配送中の保存状況などを確認する必要がある。
1 正しい
医薬品検収時には、外観からの品質確認(外箱の破損、開封されていないか等の確認)を行う必要がある。
2 正しい
医薬品検収時には、伝票の内容(医薬品名、剤形、規格、会社名(メーカー名)、包装単位、数量、有効期限、使用期限、製造年月日、ロット番号など)と外箱に記載されている内容が一致するか確認する必要がある。
3 誤っている
ジアゼパム錠は、第三種向精神薬に指定されているため、譲受簿を記載するは必要ない。
4 誤っている
ジアゼパムは、向精神薬であるため、麻薬と一緒に保管できない。
5 正しい
本剤の貯法が室温(1〜30℃)保存となっているため、保管場所の温度を25℃に設定することは適切である。