HOME > 第100回薬剤師国家試験 > 第100回薬剤師国家試験 第100回薬剤師国家試験 問160 2023年1月12日 糖質コルチコイドに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 標的細胞の細胞質で、受容体と結合し、核内へ移行する。 細胞性免疫を抑制するが、体液性免疫を抑制しない。 タンパク異化作用により、骨粗しょう症を引き起こす。 下垂体に作用し、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌を促進する。 腎集合管に作用し、Na+及びK+の排泄を促進する。 解答・解説 解答 1、3 解説 1 正 糖質コルチコイドは、標的細胞の細胞質で受容体と結合し、核内へ移行することにより遺伝子の転写を調節する。 2 誤 糖質コルチコイドは、細胞性免疫及び体液性免疫を共に抑制する。 3 正 糖質コルチコイドは、タンパク異化作用により、骨基質タンパク質を減少させることがあるため、副作用として骨粗しょう症を起こすことがある。 4 誤 糖質コルチコイドは、脳下垂体に作用し、負のフィードバック作用を示すことにより副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌を抑制する。 5 誤 糖質コルチコイドは、腎臓の遠位尿細管及び集合管に作用し、Na+の再吸収を促進するとともに、K+排泄を促進する。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第100回薬剤師国家試験