薬剤師国家試験出題項目

片頭痛

Section 片頭痛

1 片頭痛 

頭痛は、一次性頭痛と二次性頭痛に分類され、一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、二次性頭痛には感冒に伴う頭痛やくも膜下出血などがある。片頭痛は、主に拍動性の中等度〜重度の頭痛発作がこめかみから側頭部に現れる慢性頭痛であり、一次性頭痛に分類される。原因は明確ではないが、三叉神経や脳血管が頭痛発作に関与していると考えられている。片頭痛発作が現れる前に、前駆症状(疲労感、集中力低下、肩・首の凝り、光・音過敏など)、前兆現象(閃輝暗点など)が認められることがある。

【疫学】
 人口の約8%が罹患していると推定されており、20〜40代の女性で有病率が高いのが特徴的である。

【病態生理】
 片頭痛の誘発因子として、ストレス、緊張、疲労、入浴、睡眠不足、月経周期、温度差、天候変化、匂いなどが挙げられる。片頭痛の発生の機序は明確になっていないが、血管説と三叉神経説が提唱されている。

【薬物療法】
 発作発現時の軽度〜中等度の頭痛に対して、NSAIDsが用いられるが、NSAIDsの効果が不十分な場合には、トリプタン製剤が用いられる。また、中等度〜重度の頭痛に対して、トリプタン製剤が用いられるが、トリプタン製剤の効果が不十分な場合には、トリプタン製剤にNSAIDsを併用したり、エルゴタミン製剤を用いることがある。片頭痛発作予防薬(ロメリジン、パルプロ酸、プロプラノロールなど)は、トリプタン製剤で発作をコントロールできない場合に用いられる。

片頭痛の治療に用いられる薬は、「片頭痛治療薬」参照

◇関連問題◇
第99回問296〜297

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