レスリン錠25、50(トラゾドン塩酸塩)

名称

商品名:レスリン
一般名:トラゾドン塩酸塩


剤形、規格

錠剤:25、50 mg


構造


薬効分類

うつ病・うつ状態治療剤
(第二世代抗うつ薬)


薬効薬理・作用機序

5−HT2受容体拮抗作用、セロトニン再取り込み阻害作用により鎮静作用、抗不安作用、抗うつ作用を示す。

下田武

抗うつ作用よりも抗不安作用、鎮静作用が強いとされており、睡眠の補助薬として使用されることがあります。


適応症、服用方法、使用方法

・うつ病・うつ状態
通常、成人には1日75〜100mgを初期用量とし、1日200mgまで増量し、1〜数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

下田武

抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮することとされています。


使用できない場合(禁忌)

1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.サキナビルメシル酸塩を投与中の患者


使用するにあたっての注意事項

1.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
2.陰茎及び陰核の持続性勃起が起こることが報告されているので、本症状が発現した場合には直ちに投与を中止すること。
3.うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図のおそれがあるので、このような患者は投与開始早期ならびに投与量を変更する際には患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること。
4.不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等があらわれることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されている。患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに、これらの症状の増悪が観察された場合には、服薬量を増量せず、徐々に減量し、中止するなど適切な処置を行うこと。
5.自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる患者に処方する場合には、1回分の処方日数を最小限にとどめること。
6.家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化があらわれるリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること。
7.投与量の急激な減少ないし投与の中止により、嘔気、頭痛、倦怠感、不安、睡眠障害等の離脱症状があらわれることがある。投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。

副作用

<主な副作用>
眠気、めまい・ふらつき、口渇、便秘 など

<重大な副作用>
1.QT延長、心室頻拍 (torsades de pointes を含む) 、心室細動、心室性期外収縮
2. 悪性症候群(Syndrome malin)
3. セロトニン症候群
4. 錯乱、せん妄
5. 麻痺性イレウス
6. 持続性勃起
7. 無顆粒球症


体内動態

本剤は主に肝代謝酵素CYP3A4、CYP2D6で代謝される。


飲み合わせ(相互作用)

<併用禁忌>
・サキナビルメシル酸塩
CYP3A4阻害作用により本剤の代謝が阻害される。
本剤の血中濃度が増加し、重篤な心血管系の副作用(QT延長等)を起こすおそれがある。

<併用注意>
・降圧剤
起立性低血圧および失神を含む低血圧が起こる可能性がある

・アルコール、中枢抑制剤
中枢抑制作用が増強される。

・モノアミン酸化酵素阻害剤
本剤の作用が増大するおそれがある。

・強心配糖体、フェニトイン
上記の薬物の血中濃度が上昇することがある。

・フェノチアジン誘導体
血圧低下を起こす可能性がある。

・ワルファリンカリウム
プロトロンビン時間の短縮が認められたとの報告がある。

・カルバマゼピン
CYP誘導作用により本剤の血中濃度が低下することがある。

・CYP阻害剤
本剤の血中濃度が増加することがある。


(注意事項)
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