リリカカプセル25、75、150mg/リリカOD錠25、75、150mg(プレガバリン)

名称

商品名:リリカ
一般名:プレガバリン


剤形、規格

カプセル:25、75、150mg
OD錠:25、75、150mg


構造

 


薬効分類

疼痛治療剤


薬効薬理・作用機序

プレガバリンは、中枢神経系においてカルシウムチャネルのα2βサブユニットに結合し、カルシウムチャネルの細胞表面での発現量及びカルシウムの流入を抑制することで、興奮性の神経伝達物質(グルタミン酸)の遊離を抑制することが示唆されている。

さらに、プレガバリンは、下降性疼痛調節系のノルアドレナリン経路及びセロトニン経路に対する作用も有すると考えられている。

上記の作用により、プレガバリンは、鎮痛作用を示すと考えられている。

下田武

プレガバリンと同じような作用を示す薬に、ガバペンチンがあります。
ガバペンチンは、抗てんかん薬として用いられています。

プレガバリンは、デュロキセチンの鎮痛作用と同様の作用(下降性疼痛調節系のノルアドレナリン経路及びセロトニン経路に対する作用)を示すとされています。


適応症、服用方法、使用方法

①:神経障害性疼痛
通常、成人には初期用量1日150 mgを1日2回に分けて経口投与し、その後 1 週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、
1日最高用量は600mgを超えないこととし、いずれも 1日 2回に分けて経口投与する。

②:線維筋痛症に伴う疼痛
通常、成人には初期用量として1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、その後1週間以上かけて 1 日用量とし て300 mgまで漸増した後、300〜450mgで維持する。
なお、年齢、 症状により適宜増減するが、 1日最高用量は450mgを超えないこととし、いずれも1日2回に分けて経口投与する。

下田武

本剤を投与する際には、投与量に注意する必要があります。
投与量の設定については下記のことに気をつけるようにしましょう。
・投与初期:1日150mgを1日2回に分けて経口投与すること
・投与量は徐々に増量すること
・腎機能に応じて投与量を調節する必要があること
・減量する際には、徐々に減量すること


使用できない場合(禁忌)

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者


使用するにあたっての注意事項

・自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
(本剤投与により、眠気、めまい等が現れる可能性がある。特に高齢者では、これらの症状により転倒し骨折等を起こした例があるため、十分に注意すること。)

・本剤の急激な投与中止により、離脱症状(不眠、悪心、頭痛、下痢、不安、多汗症など)が現れることがある。

・体重増加を来すことがあるので、肥満に注意すること。
(本剤投与により体重増加がみられることがある。)

・視野障害が生じる可能性がある。
(本剤投与により弱視、視覚異常等が認められることがある。)

・本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることから、本剤を漫然投与しないこと。


副作用

<主な副作用>
不眠症、浮動性めまい、頭痛、平衡障害、運動失調、霧視、視力低下、回転性めまい、便秘、悪心、下痢、腹痛、嘔吐、発疹、浮腫、口渇、疲労、異常感、歩行障害、顔面浮腫、転倒・転落、体重増加など

下田武

本剤は特に傾眠、不動性のめまい、浮腫、体重増加が起こりやすいとされています。

<重大な副作用>
・めまい、傾眠、意識消失
・心不全、肺水腫
・横紋筋融解症
・腎不全
・血管浮腫
・低血糖
・間質性肺炎
・ショック、アナフィラキシー
・皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑
・劇症肝炎、肝機能障害


体内動態

腎消失型薬物


飲み合わせ(相互作用)

<併用注意>

・中枢系抑制剤
呼吸抑制、昏睡がみられたとの報告がある。

・オキシコドン、ロラゼパム、アルコール
認知機能障害及び粗大運動機能障害に対して本剤が相加的に作用するおそれがある。

・血管浮腫を引き起こす薬剤
血管浮腫を発症するリスクが高まる。

・末梢性浮腫を引き起こす薬剤
(チアゾリジン系薬剤など)
末梢性浮腫を発症するリスクが高まる。


(注意事項)
作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。
医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。