医薬品情報

リバスタッチパッチ4.5、9、13.5、18mg(リバスチグミン)

名称

商品名:リバスタッチパッチ
一般名:リバスチグミン

剤形、規格

経皮吸収型製剤:4.5、9、13.5、18mg

構造

薬効分類

アルツハイマー型認知症治療剤

薬効薬理・作用機序

アルツハイマー型認知症においては、脳内コリン作動性神経系の障害が認められている。
リバスチグミンは、アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害し、脳内アセチルコリン量を増加させることにより脳内コリン作動性神経系を賦活する。

・脳内コリンエステラーゼ阻害作用及びアセチルコリン増加作用

適応症、服用方法、使用方法

・軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
通常、成人には1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。
また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。
本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

使用できない場合(禁忌)

・本剤の成分又はカルバメート系誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者

使用するにあたっての注意事項

・本剤の投与により、徐脈、房室ブロック等があらわれることがあるので、特に心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者や電解質異常(低カリウム血症等)のある患者等では、重篤な不整脈に移行しないよう観察を十分に行うこと。

・他の認知症性疾患との鑑別診断に留意すること。

・本剤投与で効果が認められない場合には、漫然と投与しないこと。

・アルツハイマー型認知症は、自動車の運転等の機械操作能力を低下させる可能性がある。また、本剤は主に投与開始時又は増量時にめまい及び傾眠を誘発することがある。このため、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

・本剤の貼付により皮膚症状があらわれることがあるため、貼付箇所を毎回変更すること。皮膚症状があらわれた場合には、ステロイド軟膏又は抗ヒスタミン外用剤等を使用するか、本剤の減量又は一時休薬、あるいは使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

・本剤を同一箇所に連日貼付・除去を繰り返した場合、皮膚角質層の剥離等が生じ、血中濃度が増加するおそれがあるため、貼付箇所を毎回変更すること。

・本剤の貼り替えの際、貼付している製剤を除去せずに新たな製剤を貼付したために過量投与となり、重篤な副作用が発現した例が報告されている。貼り替えの際は先に貼付している製剤を除去したことを十分確認するよう患者及び介護者等に指導すること。

・嘔吐あるいは下痢の持続により脱水があらわれることがある。脱水により、重篤な転帰をたどるおそれがあるので、嘔吐あるいは下痢がみられた場合には、観察を十分に行い適切な処置を行うこと。

・アルツハイマー型認知症患者では、体重減少が認められることがある。また、本剤を含むコリンエステラーゼ阻害剤の投与により、体重減少が報告されているので、治療中は体重の変化に注意すること。

・重度の肝機能障害のある患者では、投与経験がなく、安全性が確立されていないため、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ投与すること。

副作用

<主な副作用>
適用部位紅斑、適用部位そう痒感、接触性皮膚炎、適用部位浮腫、嘔吐、悪心、食欲減退及び適用部位皮膚剥脱 など

<重大な副作用>
・狭心症、心筋梗塞、徐脈、房室ブロック、洞不全症候群
・脳血管発作、痙攣発作
・食道破裂を伴う重度の嘔吐、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腸出血
・肝炎
・失神
・幻覚、激越、せん妄、錯乱
・脱水

体内動態

本剤は、主にエステラーゼにより加水分解され、その後、硫酸抱合を受ける。本剤のチトクローム P450による代謝はわずかである。

飲み合わせ(相互作用)

<併用注意>
・コリン賦活剤、コリンエステラーゼ阻害剤
コリン刺激作用が増強され、コリン系副作用(悪心、嘔 吐、徐脈等)を引き起こす可能性がある。

・抗コリン作用を有する薬剤
本剤と抗コリン作用 を有 する薬剤のそれぞれの効果が減弱する可能性がある。

・サクシニルコリン系筋弛緩剤
サクシニルコリン系筋弛緩剤の作用が過剰にあらわれるおそれがある。


(注意事項)
作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。
医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。

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