医薬品情報

メマリー錠5、10、20mg/メマリーOD錠5、10、20mg(メマンチン塩酸塩)

名称

商品名:メマリー
一般名:メマンチン塩酸塩

剤形、規格

錠:5、10、20 mg
OD錠:5、10、20 mg

構造

薬効分類

NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤

薬効薬理・作用機序

アルツハイマー型認知症においては、グルタミン酸神経系の機能異常が関与するとされており、その原因の1つにグルタミン酸受容体のサブタイプであるNMDA受容体チャネルの過剰な活性化が関与しているとされている。

メマンチンの作用機序を理解するためには、グルタミン酸仮説について確認しておく必要がある。
<グルタミン仮説について>
アルツハイマー型認知症の患者では、脳に異常なタンパク質が形成されており、このタンパク質より常にグルタミン酸が放出され、記憶障害を起こすと考えられている。
記憶するためには、適度なグルタミン酸の分泌が必要とされている。
常にグルタミン酸が分泌されると、それにより記憶シグナルが妨害され、記憶障害が起こるとされている。
メマンチンはNMDAに対して緩徐に作用することから、NMDA受容体チャネルの過剰な活性化を抑制し、記憶形成に必要な正常なシグナルのみを伝達することができるとされている。

適応症、服用方法、使用方法

・中等度及び高度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
通常、成人には1日1回5mgから開始し、1週間に5mgずつ増量し、維持量として1日1回20mgを経口投与する。

使用できない場合(禁忌)

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

使用するにあたっての注意事項

・投与開始初期においてめまい、傾眠が認められることがあるので、患者の状態を注意深く観察し、異常が認められた場合は、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、これらの症状により転倒等を伴うことがあるため、十分に注意すること。

・通常、中等度及び高度アルツハイマー型認知症では、自動車の運転等危険を伴う機械の操作能力が低下することがある。
また、本剤により、めまい、傾眠等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

・他の認知症性疾患との鑑別診断に留意すること。

・本剤投与により効果が認められない場合、漫然と投与しないこと。

副作用

<主な副作用>
めまい、便秘、体重減少、頭痛 など

<重大な副作用>
・痙攣
・失神、意識消失
・精神症状
・肝機能障害
・横紋筋融解症

飲み合わせ(相互作用)

<併用注意>
・ドパミン作動薬
本剤のNMDA(N−メチル−D−アスパラギン酸)受容体拮抗作用が、ドパミン遊離を促進させ、ドパミン作動薬の作用を増強させるおそれがある。

ヒドロクロロチアジド
ヒドロクロロチアジドの血中濃度を低下させる。

・腎尿細管分泌(カチオン輸送系)により排泄される薬剤 
(シメチジン等)
本剤は一部が尿細管分泌(カチオン輸送系)により排泄されるため、同じ輸送系を介する薬剤と併用すると本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

・尿アルカリ化を起こす薬剤
(アセタゾラミド等)
尿のアルカリ化により、本剤の尿中排泄率が低下するため、血中濃度が上昇するおそれがある。

・NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤 
(アマンタジン塩酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物等)
相互に作用を増強させるおそれがある。


(注意事項)
作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。
医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。

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