医薬品情報

メイアクトMS錠100mg/MS小児用細粒10%(セフジトレンピボキシル)

名称

販売名
メイアクトMS錠100mg
メイアクトMS小児用細粒10%
MSの由来:MEIJI + SEIKA

一般名
セフジトレン ピボキシル

構造

セフジトレンの2位のカルボン酸にピバロイルオキシメチル基(ピボキシル基)を導入することで、消化管からの吸収性を高めている。また、3位の側鎖にビニル基を介してチアゾール基を有することでグラム陽性菌に対しても強い抗菌活性を有する。

薬効分類

●経口用第三世代セフェム系抗生剤

薬効薬理・作用機序

セフジトレンはβ–ラクタム系抗生剤であり、ペニシリン結合タンパク質(PBP)に結合し、細菌の細胞壁合成を阻害することで殺菌的に作用する。

<抗菌作用>
セフジトレンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、百日咳菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、アクネ菌

適応症、服用方法、使用方法

成人(MS錠、MS小児用細粒)
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、眼瞼膿瘍、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

通常、成人にはセフジトレン ピボキシルとして1回100mg(力価)を1日3回食後に経口投与する。
なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる場合は、1回200mg(力価)を1日3回食後に経口投与する。

小児(MS小児用細粒)
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リ ンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、 肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、 中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、顎炎、猩紅熱、百日咳

<肺炎、中耳炎、副鼻腔炎の場合>
通常、小児にはセフジトレン ピボキシルとして1回3mg(力価)/kgを1日3回食後に経口投与する。なお、必要に応じて1回6mg(力価)/kgまで投与できるが、成人での上限用量の1 回200mg(力価)1日3回(1日600mg(力価))を超えないこととする。

<上記以外の疾患の場合>
通常、小児にはセフジトレン ピボキシルとして1回3mg(力価)/kgを1日3回食後に経口投与する。
なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、成人での上限用量の1回200mg(力価)1日3 回(1日600mg(力価))を超えないこととする。

禁忌

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

体内動態

セフジトレン ピボキシルは、吸収時に代謝を受け、抗菌活性を有するセフジトレンとピバリン酸になる。
ピバリン酸は、 カルニチン抱合をうけ、尿中にピバロイルカルニチンとして排泄される。
セフジトレンは、ほとんど代謝を受けることなく、主として尿、及び胆汁中に排泄される。

副作用

1)主な副作用

下痢、軟便、発疹、蕁麻疹、肝機能検査値上昇 など

2)重大な副作用

・ショック、アナフィラキシー
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹などが認められることがある。
不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

・偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
腹痛、粘血便、頻回の下痢が認められることがある。
異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群
高熱、全身倦怠感、唇、外陰部のただれなどが認められることがある。
異常が認められた場合には、直ちに中止すること。

・間質性肺炎、PIE症候群
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等が認められることがある。
間質性肺炎、PIE症候群が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。

・肝機能障害
AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害が現れることがある。
観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。

・急性腎障害等の重篤な腎障害
尿量の減少、腎臓の腫れ、背中の痛み、発熱などが認められることがある。
異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

・無顆粒球症、溶血性貧血
発熱、咽頭痛、倦怠感、ヘモグロビン尿、出血傾向が認められることがある。
異常を認めた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

・低カルニチン血症に伴う低血糖
小児に対してピボキシル基を有する抗生物質を投与した症例で現れることがある。
痙攣、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

補足

・ショックを起こすことがあるので、使用する際には十分な問診を行うこと
・小児においてピボキシル基を有する抗生物質を投与すると、低カルニチン血症による低血糖が現れることがある
・3齢未満で1回6mg(力価)/kgを1日3回投与した場合、下痢・軟便の発現頻度が高いのでこれらの症状が現れた場合には症状に応じて対症療法等の適切な処置を行うこと
・各種βラクタマーゼに安定である。


(注意事項)
作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。
医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。

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