マリゼブ錠12.5mg/25mg(オマリグリプチン)

名称

商品名:マリゼブ
一般名:オマリグリプチン


剤形、規格

錠:12.5 mg/25 mg


構造


薬効分類

持続性選択的DPP−4阻害薬
(経口糖尿病用剤)


薬効薬理・作用機序

ジペプチジルペプチダーゼ 4(DPP−4)阻害剤は、 インクレチンホルモンの不活化を遅延させることにより、活性型インクレチン濃度を上昇させ、血糖依存的にインスリン分泌促進作用及びグルカゴン濃度低下作用を増強し血糖コントロールを改善する。


適応症、服用方法、使用方法

・2型糖尿病
通常、成人にはオマリグリプチンとして25mgを1週間に1回経口投与する。

下田武

本剤は主に腎臓で排泄されるため、重度腎障害患者、末期腎不全患者には投与量を調節することとされています。


使用できない場合(禁忌)

1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者
〔輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤を投与すべきでない。〕

3.インスリン注射による血糖管理が望まれる重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
〔インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。〕


使用するにあたっての注意事項

1.本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。特に、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがある。インスリン製剤又はスルホニルウレア剤による低血糖のリスクを軽減するため、これらの薬剤と併用する場合には、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤の減量を検討すること。

2.糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。

3.本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。

4.本剤投与中は、血糖を定期的に検査するとともに、経過を十分に観察し、常に投与継続の必要性について注意を払うこと。本剤を3ヵ月投与しても効果が不十分な場合、より適切と考えられる治療への変更を考慮すること。

5.投与の継続中に、投与の必要がなくなる場合があり、また、患者の不養生、感染症の合併等により効果がなくなったり、不十分となる場合があるので、食事摂取量、血糖値、感染症の有無等に留意の上、常に投与継続の可否、薬剤の選択等に注意すること。

6.DPP-4阻害剤投与により急性膵炎があらわれることがあるので、持続的な激しい腹痛、嘔吐等の初期症状があらわれた場合には、速やかに医師の診察を受けるよう患者に指導すること。

7.本剤とインスリン製剤との併用投与の有効性及び安全性は検討されていない。

8.低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること。

9.本剤とGLP-1受容体作動薬はいずれもGLP−1受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。

10.本剤は1週間に1回経口投与する薬剤であり、投与中止後も作用が持続するので、血糖値や副作用の発現について十分留意すること。また、本剤投与中止後に他の糖尿病用薬を使用するときは、血糖管理状況等を踏まえ、その投与開始時期及び用量を検討すること。


副作用

<主な副作用>
低血糖症状、便秘 など

<重大な副作用>
・低血糖
・類天疱瘡

<重大な副作用(類薬)>
・急性膵炎
・腸閉塞


体内動態

本剤は、肝臓でほとんど代謝を受けず、未変化体として体内に広く分布する。このことから、腎臓に移行する薬物量が少ないため、糸球体で濾過を受けにくい。また、糸球体で濾過を受けた後、その大部分が尿細管にて再吸収され、体循環を繰り返すため、持続的な作用を示す。


飲み合わせ(相互作用)

<併用注意>
・糖尿病用薬

( インスリン製剤、 スルホニルウレア剤、チアゾリジン系薬剤、ビグアナイド系薬剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、速効型インスリン分泌促進薬、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害剤等)
糖尿病用薬との併用時には、低血糖の発現に注意すること。特に、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがある。これらの薬剤による低血糖のリスクを軽減するため、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤の減量を検討すること。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合には、ブドウ糖を投与すること。

・血糖降下作用を増強する薬剤
(β-遮断薬、サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤等)
上記薬剤と本剤を併用する場合には、血糖降下作用の増強によりさらに血糖が低下する可能性があるため、併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること

・血糖降下作用を減弱する薬剤
(アドレナリン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン等)
上記薬剤と本剤を併用する場合には、血糖降下作用の減弱により血糖が上昇する可能性があるため、併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。


(注意事項)
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