薬剤師国家試験出題項目

ポピレーションファーマコキネティクス(PPK)

患者固有の薬物動態パラーメータを求めるためには、多数回の血中濃度測定が必要となる。多数回の血中濃度測定を行うことは、患者の負担が増えるとともに時間、費用的にも困難である。このような問題を解決するために、ポピュレーションファーマコキネティクス(PPK:母集団薬物速度論)が用いられている。PPKとは、多くの患者のデータを集約し解析することにより、患者集団としての平均的なパラメーターや個体間の差、個体内の変動などを求める方法のことである。

PPKでは、平均的なパラメーター、個体間変動(患者間の変動:体重、年齢、基礎疾患など)、個体内変動(測定誤差)に関するデータが得られる。なお、PPKは、個体間変動の要因解析に利用されることが多い。

1 ベイジアン法による患者固有パラメーターの推定

ベイジアン法とは、条件付きの確率の概念に基づいた方法であり、薬物動態解析では、患者より得られた血中濃度をPPKより得られたデータに当てはめることにより、患者固有の薬物動態パラメータを予測することが可能となる。

◇関連問題◇
第100回問172

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