【学名】
Clostridium botulinum
【分類】
毒素型食中毒
【性質】
グラム陽性桿菌、有芽胞、偏性嫌気性、耐熱性
【所在】
土壌、河川、湖沼、海水など
【原因食品】
真空パック(辛子レンコンなど)、缶詰、瓶詰
【菌と毒素】
菌は耐熱性だが、生成した毒(ボツリヌストキシン)は易熱性
【潜伏期間】
約 8〜36 時間
【症状】
アセチルコリンの遊離抑制による神経障害(呼吸麻痺、脱力感、眼瞼下垂、 複視、嚥下困難)
【予防】
容器が膨張している食品は食べない 毒素は熱に弱いため、食直前加熱が有効
【その他】
1 歳未満の乳児はハチミツの摂取は避ける(腸内細菌叢が未熟であるため、 乳児ボツリヌス症を引き起こす)
発生件数は少ないが、致死率は高い(抗毒素療法が導入されて致死率は低下)




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