医薬品情報

トラゼンタ錠5mg(リナグリプチン)

名称

商品名:トラゼンタ
一般名:リナグリプチン

剤型・規格

錠:5mg

構造

薬効分類

●胆汁排泄型選択的DPP–4阻害剤
2型糖尿病治療剤

薬効薬理・作用機序

リナグリプチンは、ジペプチジルペプチダーゼ–4(DPP–4)の競合的かつ可逆的な選択的阻害し、インクレチン(グルカゴン様ペプチド1、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)の分解を抑制する。これにより、インスリンレベルを上昇させるとともにグルカゴン放出が抑制され、血糖コントロールを改善する。

適応症、服用方法、使用方法

2型糖尿病
通常、成人にはリナグリプチンとして5 mgを1日1回経口投与する。

<臨床成績>
5mg、1日1回12週間投与により、HbA1c(NGSP)はプラセボに対し0.9%有意な低下を示した。

禁忌

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

・糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1 型糖尿病の患者
[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤を投与すべきでない。]

・重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の 投与は適さない。]

体内動態

主に胆汁中排泄により消失する(尿中に排泄される割合は5%程度)

相互作用

1)薬力学的相互作用

・糖尿病用薬(SU剤、ビグアナイド系薬、インスリン製剤、α–グルコシダーゼ阻害剤など)
・血糖降下作用を増強する薬剤(サリチル酸剤、MAO阻害剤 など)

低血糖症状が現れる可能性があるため注意する必要がある。

・血糖降下作用を減弱する薬剤(アドレナリン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン など)
血糖降下作用が減弱することがある。

副作用

1)主な副作用

低血糖、便秘、腹部膨満 など

2)重大な副作用

・低血糖症
強い空腹感、冷や汗、動悸などが認められることがある。
低血糖症状が認められた場合には、直ちに糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行う。

・腸閉塞
高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐などが認めれる場合がある。
上記の症状などの異常が認めれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

・肝機能障害
AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害が現れることがある。
観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。

・類天疱瘡
水泡、びらん等が現れた場合には、皮膚科医と相談し投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

・間質性肺炎
咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT検査などを実施すること。
間質性肺炎、が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。

・急性膵炎
持続的な激しい腹痛、嘔吐などの異常がが認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

補足

・半減期が長いため、用法が1日1回となっている。
・主に胆汁中排泄により消失するため、腎機能に応じて投与量を調節する必要がない。
・服用中低血糖症状の有無を確認すると共に急性膵炎(激しい腹痛や嘔吐など)が現れていないかモニタリングする必要がある。


(注意事項)
作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。
医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。

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