医薬品情報

セフノミクスナトリウム水和物

名称

セフノミクスナトリウム水和物

概要

・7β側鎖にD-アミノ酸(D-cysteine)構造を有するため、ペニシリン結合蛋白(PBP)への作用に加え、ペプチドグリカンへの作用という従来のセフェム剤とは異なる2種類の作用機作を示し、複数のバルジを形成して溶菌する結果、強い短時間殺菌力を発揮する
・セファマイシン系薬に分類される
・血中濃度半減期が約2.5時間と持続性に優れ、また、女性生殖器、腹水等各組織への移行性が良好である
・N–メチルテトラゾールチオメチル基を有しているため、ジスルフィラム様作用を示す

代表的な商品

メイセリン

構造

分類

注射用第二世代セフェム系薬

薬効薬理・作用機序

構造中のβラクタム環がムレインモノマーのD−アラニル−D−アラニンに構造が類似していることから、PBPに結合し、ペプチド鎖の架橋を阻害する。
また、ペプチドグリカンに結合してペプチドグリカンとリポ蛋白との結合を阻害することにより溶菌を促進し、短時間で強い殺菌力を示す。

主な用途

敗血症、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎

<有効菌種>
セフミノクスに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)

使用できない例(禁忌)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

体内動態

<消失過程>
腎臓から主に消失する

副作用

1)主な副作用
肝機能検査値異常、発疹 など

2)重大な副作用(類似薬を含む)
ショック
汎血球減少症
偽膜性大腸炎
中毒性表皮壊死融解症(TEN)
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
溶血性貧血
急性腎障害
間質性肺炎、PIE症候群

医薬品を使用する際には、必ず最新の情報を添付文書で確認するようにしてください。

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