クーロン力とは、帯電した粒子間に働く電気的な引力または斥力であり、クーロンの法則に従う静電気力である。
静電気学において最も基本的な力の一つであり、電磁気学や化学結合の理解にも重要な役割を果たしている。

1. クーロンの法則(Coulomb’s Law)
イオン間にはたらくクーロン力Fは下記の式で表される
(Q、Q’:電荷、ε:媒質の誘電率、r:2つのイオン間の距離)
2. クーロン力の性質
- 同符号の電荷(++または−−)間では斥力(反発する力)が働く。
- 異符号の電荷(+−)間では引力(引き寄せる力)が働く。
- 力の大きさは距離の2乗に反比例し、電荷の大きさに比例する。
- ベクトル量であり、電荷を結ぶ直線上に力が作用する。
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