【学名】
Campylobacter jejuni
Campylobacter coli
【分類】
感染型食中毒(感染侵入型)
【性質】
グラム陰性桿菌、らせん菌(S 字状に湾曲)、無芽胞、微好気性、低温細菌(10°C以 下でも増殖可能)
【所在】
イヌ、ウシ、ブタ、ニワトリなど動物の腸管に生息
【原因食品】
動物の糞尿により汚染された食肉(特に鶏肉)
野生動物に汚染された環境水、牛レバーの生食
【潜伏期間】
他の感染型細菌性食中毒と比較して長い(2〜7 日)
【症状】
下痢(水様性)、腹痛、発熱、頭痛 ギラン・バレー症候群(急激に手足の筋力が低下する末梢性の多発性神経炎)
【予防】
加熱調理が有効
冷凍しても完全には死なない
【その他】
感染菌量が 100 程度と非常に少ないため、過去 5 年間の細菌性食中毒の発生件数、患者数が最も多い
乾燥に弱いため、殻の表面が乾燥している鶏卵の生食による発症のリスクは低い




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