医薬品情報

カバサール錠0.25mg、1.0mg(カベルゴリン)

名称

商品名:カバサール
一般名:カベルゴリン


剤形、規格

錠剤:0.25、1.0 mg

構造

薬効分類

ドパミン作動薬

薬効薬理・作用機序

本剤は持続的なドパミンD2受容体刺激作用を有する。
<中枢に対する作用>
中枢神経系に対しては黒質線条体のドパミンD2受容体に作用して抗パーキンソン作用を示す。
<内分泌系に対する作用>
下垂体前葉のドパミンD2受容体に作用してプロラクチン分泌を特異的に抑制し、抗プロラクチン作用を示す。
抗プロラクチン作用により乳汁分泌抑制作用、高プロラクチン血症による無排卵状態改善作用を示す。

適応症、服用方法、使用方法

・パーキンソン病
通常、成人にはカベルゴリンとして1日量0.25mgから始め、2週目には1日量を0.5mgとし、以後経過を観察しながら、1週間毎に1日量として0.5mgずつ増量し、維持量を定めるが、最高用量は1日3mgとする。
いずれの投与量の場合も1日1回朝食後経口投与する。

・乳汁漏出症
・高プロラクチン血性排卵障害
・高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)
通常、成人には1週1回(同一曜日)就寝前経口投与とし、カベルゴリンとして1回量0.25mgから始め、以後臨床症状を観察しながら、少なくとも2週間以上の間隔で1回量を0.25mgずつ増量し、維持量(標準1回量0.25〜0.75mg)を定める。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1回量の上限は1.0mgとする。

・産褥性乳汁分泌抑制
通常、成人にはカベルゴリンとして1.0mgを胎児娩出後に1回のみ食後に経口投与する。

使用できない場合(禁忌)

1.麦角製剤に対し過敏症の既往歴のある患者

2.心エコー検査により、心臓弁尖肥厚、心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が確認された患者及びその既往のある患者
[症状を悪化させるおそれがある。]

3.妊娠中毒症の患者
[産褥期に痙攣、脳血管障害、心臓発作、高血圧が発現するおそれがある。]

4.産褥期高血圧の患者
[産褥期に痙攣、脳血管障害、心臓発作、高血圧が発現するおそれがある。]

使用するにあたっての注意事項

1.非麦角製剤と比較して、本剤を含む麦角製剤投与中の心臓弁膜症、線維症の報告が多いので、パーキンソン病に対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで本剤の投与を開始するとともに、投与継続中はリスクとベネフィットを考慮すること。

2.本剤の長期投与において心臓弁膜症があらわれることがあるので、投与前・投与中に以下の検査を行い、十分な観察を行うこと。なお、投与中止により改善がみられたとの報告例もある。
(1)
本剤投与開始に際しては、聴診等の身体所見の観察、心エコー検査により潜在する心臓弁膜症の有無を確認すること。
(2)
本剤投与中は、投与開始後3〜6ヵ月以内に、それ以降は少なくとも6〜12ヵ月毎に心エコー検査を行うこと。心エコー検査等により心臓弁尖肥厚、心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が認められた場合は、本剤の投与を中止すること。また、十分な観察(聴診等の身体所見、胸部X線、CT等)を定期的に行うこと。

3.間質性肺炎、胸膜炎、胸水、胸膜線維症、肺線維症、心膜炎、心嚢液貯留、後腹膜線維症があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察するとともに、患者に対し、本剤の投与中に発熱、咳嗽、胸痛、息切れ、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、直ちに連絡するよう指導すること。

4.前兆のない突発的睡眠、傾眠、起立性低血圧がみられることがあるので、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業には従事させないよう注意すること。

5.本剤を長期連用する場合には、プロラクチン分泌が抑制され、婦人科的異常が起こる可能性があるので、定期的に一般的な婦人科検査を実施すること。

6.妊娠を望まない患者には避妊の方法を指導すること。

7.妊娠を希望する患者に本剤を投与する場合には、妊娠を早期に確認するため定期的に妊娠反応等の検査を実施すること。

8.乳汁漏出症や高プロラクチン血性排卵障害では、投与開始前にトルコ鞍の検査を行うこと。

9.産褥性乳汁分泌の抑制に投与する際には、場合により氷罨法等の補助的方法を併用すること。

10.レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により、病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等の衝動制御障害が報告されているので、このような症状が発現した場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、患者及び家族等にこのような衝動制御障害の症状について説明すること。

副作用

<主な副作用>
嘔気、食欲不振、胃部不快感、口渇、嘔吐、便秘、幻覚、妄想、興奮など

<重大な副作用>
1. 幻覚妄想失神せん妄錯乱
2. 悪性症候群(Syndrome malin)
3. 間質性肺炎
4. 胸膜炎、胸水、胸膜線維症、肺線維症心膜炎、心嚢液貯留
5. 心臓弁膜症
6. 後腹膜線維症
7. 突発的睡眠
8. 肝機能障害黄疸
9. 狭心症肢端紅痛症

飲み合わせ(相互作用)

<併用注意>
1. 血圧降下剤

血圧降下作用を増強することがある。

2.  ドパミン拮抗剤
(フェノチアジン系薬剤、ブチロフェノン系薬剤、メトクロプラミド等)
相互に作用を減弱するおそれがある。

3.  マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシン)
マクロライド系抗生物質のCYP3A4阻害作用により、本剤の副作用が増強する可能性がある。


(注意事項)
作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。
医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。

-医薬品情報

Copyright© yakugaku lab , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.