インヴェガ錠3mg、6mg、9mg(パリペリドン)

インヴェガ錠3mg、6mg、9mg(パリペリドン)

名称

商品名:インヴェガ
一般名:パリペリドン


剤形、規格

錠:3mg、6mg、9mg

本剤は、浸透圧を利用した放出制御システム(OROS)を応用した放出制御型徐放剤となっています。

構造


薬効分類

抗精神病薬


薬効薬理・作用機序

パリペリドンは、リスペリドンの活性代謝物であり、抗ドパミン作用及び抗セロトニン作用を示すことにより統合失調症の陽性症状及び陰性症状を改善する。


適応症、服用方法、使用方法

・統合失調症
通常、成人にはパリペリドンとして6mgを1日1回朝食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により1日12mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は5日間以上の間隔をあけて1日量として3mgずつ行うこと。


使用できない場合(禁忌)

1.昏睡状態の患者
[昏睡状態を悪化させるおそれがある。]

2.バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者
[中枢神経抑制作用が増強されることがある。]

3.アドレナリンを投与中の患者(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)

4.本剤の成分及びリスペリドンに対し過敏症の既往歴のある患者

5.中等度から重度の腎機能障害患者(クレアチニン・クリアランス50mL/分未満)[本剤の排泄が遅延し血中濃度が上昇するおそれがある。]


使用するにあたっての注意事項

1.投与初期、再投与時、増量時にα交感神経遮断作用に基づく起立性低血圧があらわれることがあるので、低血圧があらわれた場合は減量等、適切な処置を行うこと。

2.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

3.興奮、誇大性、敵意等の陽性症状を悪化させる可能性があるので観察を十分に行い、悪化がみられた場合には他の治療法に切り替えるなど適切な処置を行うこと。

4.本剤の投与により、高血糖や糖尿病の悪化があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡に至ることがあるので、本剤投与中は、口渇、多飲、多尿、頻尿等の症状の発現に注意するとともに、特に糖尿病又はその既往歴あるいはその危険因子を有する患者については、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。

5.低血糖があらわれることがあるので、本剤投与中は、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状に注意するとともに、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。

6.本剤の投与に際し、あらかじめ上記4.及び5.の副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、高血糖症状(口渇、多飲、多尿、頻尿等)、低血糖症状(脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等)に注意し、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう指導すること。

7.抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する患者に投与する場合には注意すること。


副作用

<主な副作用>
血中プロラクチン増加、統合失調症の悪化、体重増加、錐体外路障害、便秘など

<重大な副作用>
1. 悪性症候群(Syndrome malin)
2. 遅発性ジスキネジア
3. 麻痺性イレウス
4. 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
5. 肝機能障害、黄疸
6. 横紋筋融解症
7. 不整脈
8. 脳血管障害
9. 高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡
10. 低血糖
11. 無顆粒球症、白血球減少
12. 肺塞栓症、深部静脈血栓症
13. 持続勃起症


体内動態

最高血中濃度到達時間:24時間後
半減期:20〜23時間


飲み合わせ(相互作用)

<併用禁忌>
・アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)
臨床症状・措置方法
アドレナリンの作用を逆転させ、血圧降下を起こすことがある。
機序・危険因子
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β受容体の刺激剤であり、本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される。

<併用注意>
・中枢神経抑制剤
(バルビツール酸誘導体等)
臨床症状・措置方法
相互に作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。
機序・危険因子
本剤及びこれらの薬剤の中枢神経抑制作用による。

・ドパミン作動薬
臨床症状・措置方法
相互に作用を減弱することがある。
機序・危険因子
本剤はドパミン遮断作用を有していることから、ドパミン作動性神経において作用が拮抗する可能性がある。

・降圧薬
臨床症状・措置方法
降圧作用が増強することがある。
機序・危険因子
本剤及びこれらの薬剤の降圧作用による。

・アルコール
臨床症状・措置方法
相互に作用を増強することがある。
機序・危険因子
アルコールは中枢神経抑制作用を有する。

・カルバマゼピン
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が低下することがある。
機序・危険因子
本剤の排泄、代謝を促進し、吸収を低下させる可能性がある。

・バルプロ酸
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が上昇することがある。
機序・危険因子
機序不明


(注意事項)
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