インスリン製剤のまとめ

インスリン製剤の概要

インスリン製剤には追加分泌(食後の高血糖の抑制する)を補う超速効型、速効型インスリン製剤と基礎分泌を補う中間型、持効型溶解インスリン製剤がある。
また、超速効型や速効型インスリン製剤と中間型インスリン製剤を混合した混合型インスリン製剤や超速効型インスリンと持効型溶解インスリン製剤を配合した配合溶解型インスリン製剤が存在する。

 


超速効型インスリン製剤

・作用発現が早く、食直前に使用することが可能な製剤
・食後の高血糖を抑制する目的で使用される
・作用持続時間の目安:3〜5時間

<製剤例>
ノボラピッド
(インスリンアスパルト)
ヒューマログ
(インスリンリスプロ)
アピドラ
(インスリングルリジン)


速効型インスリン製剤

・超速効型インスリン製剤と同様に作用発現は速く、食事30分前に使用する
・超速効型インスリン製剤と同様に食後の高血糖を抑制する目的で使用される
・作用持続時間の目安:5〜8時間

<製剤例>
ノボリンR
(生合成ヒト中性インスリン)
ヒューマリンR
(ヒトインスリン)


中間型インスリン製剤

・超速効型製剤または速効型製剤にプロタミンを添加して結晶化させ、作用時間を長くしたインスリン製剤
・プロタミンを添加して結晶化させているため、懸濁製剤となっていることから、使用前に振る必要がある
・基礎分泌を補う製剤であり、空腹時の血糖の上昇を抑える
・作用持続時間の目安:18〜24時間

<製剤例>
ノボリンN
(生合成ヒトイソフェンインスリン)
ヒューマリンN
(ヒトイソフェンインスリン)
ヒューマログN
(中間型インスリンリスプロ)


持効型溶解インスリン製剤

・作用時間が長く、中間型インスリン製剤に比べ基礎分泌をより安定化させる
・作用持続時間の目安:24時間以上

<製剤例>
レベミル
(インスリンデテミル)
ランタス、ランタスXR、インスリングラルギンBS
(インスリングラルギン)
トレシーバ
(インスリンデグルデク)


混合型インスリン製剤

・追加分泌と基礎分泌を同時に補うことができるように超速効型や速効型インスリン製剤と中間型インスリン製剤が一定の割合で混合されたインスリン
・中間型インスリンが混合されているため、懸濁製剤となっていることから、使用前に振る必要がある

<製剤例>
ノボラピッド30ミックス
ヒューマログミックス25
ヒューマリン3/7


相互溶解インスリン製剤

・追加分泌と基礎分泌を同時に補うことができるように超速効型(インスリンアスパルト)と持効型インスリン製剤(インスリンデグルデク)が7:3の割合で配合されているインスリン製剤

<製剤例>
ライゾデグ配合注フレックスタッチ